「夜更かしはお肌の大敵よ迷える子羊共ッッ!!早く寝なさいッッ!!」
多分40歳代/190p/バイオレット/ワタシ:アナタ
おっとり/ちょっぴり強情
パルデアで最も有名な踊り、フラメンコを踊る女装ダンサー。各地に彗星のように現れてその場を盛り上げ名乗る事なく去っていく辻ダンサーでもある。
力強いステップと動き、時として感情をそのまま表出するような繊細な動きすら全てをダンスにまとめ上げて踊りあげる。
恐らくとてつもなく高名なダンサーではないか、という噂があるもあまりの女装のインパクトと有無を言わせない言動の主張の強さに大概のひとは黙らざるを得なくなるPOWERの持ち主。
将来の夢に悩む少年少女たちを「迷える子羊共」と呼び、激しい勢いとノリで率いて導くことを役目と思っているところがある。
実際、結構保護者役をしているが当のオリビア達には多大な文句を言われている。一ミリも気にしていない。
時として強引な手段も取ることを辞さないことから、ヘリオトーについてきているアレハンドロ一家からは結構恨まれており、しょうもない仕返しをされているがさっぱり気に留めている様子もない。つよい。
かつては高名なダンサー……というか、パルデア地方の伝統的な踊りであるフラメンコの最大の権威と呼ばれ憧れと期待を一心に背負っていたダンス業界の大物そのひとである。
まだ十代の頃に頭角を表し、二十代であらゆるコンテストを総なめ、三十代間近では既に多くのファンを持ち、多くの弟子が彼の元に集っていた。
フラメンコ、ひいてはパルデアのダンス――芸術業界で彼の名はもう既に不動になっていた。本来であればその踊りは大会場で多くの観客と金銭を集めるほどの価値があるものなのだが、ある時突然表舞台から姿を消してしまった。
最後、マスコミに語った言葉がこうである。『ワタシが常に表舞台で踊り続ける理由を失った』『あとは後進が前に進むべきだ』『ワタシはワタシの為すべき役目を果たすまでだ』、と。
それが既に数年ほど前であり、今の若い世代からは名前だけしか知らないという状況である。今でも多くの弟子がサンディアゴの事を追い、ありとあらゆる手を尽くしているのが現状である。
しかし、その強烈な言動と見た目からは既に多くのマスコミや大衆から注目を集めており、SNS等で取り沙汰されているが、変わらず誰のインタビューも受けず自らネットに動画をアップすることなく、突然現れ見事な踊りを披露し去っていく『辻ダンサー』としての活動を継続している。
本来は既にもう弟子は取らず、後進の活動を見守るだけに徹するつもりではあった。
だが、オリビアのあまりにも拙い踊りと基礎を学ぶことも出来ない現状を見て、「芸術は万人が享受し、そして楽しむべきだ。それはありとあらゆる理由に阻害されるべきではない」と考えるサンディアゴは、己の弟子にすることでその問題を解消させた。
気づけば多くの問題を抱えた子女達がオリビアの旅に同行し、『魅せる生き方』を模索しようと足掻いていた。
今、己ができる最大のことは、そういった後進を支え後押しすることだ。
それが――亡き妻との約束でもあり、己の使命だと考えているのだから。
:戦闘方法は踊り。……踊りです。9.5割は戦意喪失するらしいですがそれでもガッツがある場合は超能力?で戦うらしいです。
オリビア(マスカーニャ♀)…最後の弟子。基礎だけ教えているが、保護者としても見守っている。
ヘリオトー(ドンカラス♂)…雇った護衛。未成年だから保護も兼ねていた。事情を聞き出したいがいまいち言葉が通じていない。
カサンドラ(ソウブレイズ♀)…同行し保護した少女。苛烈過ぎて危なっかしいので見守っている。
マルガリータ(イルカマン♀)…同行し保護した少女。しっかりして明るくメンタル面には心配していないが危なっかしいので見守ってる。
ビビアナ(デカヌチャン♀)…同行し保護した少女。考え方があまりにも現代に合っていないので不安。見守っている。
ヘラルド(ラウドボーン♂)…同行していないがあまりにもメンタル面が危うい為結構話しかけているが逃げられている。
リアナ(★クエスパトラ♀)…娘。絶賛反抗期で頭を抱えている。